仙石線沿線ラン(1/2)

 

ロング走をしたいと思うのですが、最近の運動不足もあり、予定した距離を走れないんじゃないかという不安がついてまわります。

都会なら歩けば地下鉄などがあるんでしょうか、こちらはモータリゼーション全開の地方都市、郊外に出ようもんなら本当に遭難もあり得ます。

近所の周回コースぐるぐるすればいいんですが、メンタルも不足しているのでできればワンウェイで行きたいのです。

 

そんなわけで、鉄道と並走して走り、やめたくなったら電車で帰宅、とすることにしました。今回は始発列車で石巻に向かい、仙石線に沿って石巻から仙台を目指します。

せっかくなので、各駅に寄りながら進んでいきます。

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石巻石巻あゆみ野(累積4.5km, 経過時間0:39)

始 石巻市の中心部から住宅地を進みます。道がわかりづらく、グーグルマップ先生の指示に従い進みます。

駅間距離が短くさくさく進み、40分ほどで石巻あゆみ野駅に到着。

早朝なので街に人はあまりいませんが、部活に向かう高校生や散歩をする犬と飼い主などとすれ違います。

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いつもと違う時間に活動すると自分とは違ったスタイルの生活を垣間見ているような気がして、新鮮です。平日の商店街なんかと同じでワクワクします。

平日は会社で過ごし、週末は家族と同じような生活をしている人が集うようなところへ出かける。これまでもこれから先数十年間もそんな生活をするのでしょうか。どうせなら違う生活もしてみたいものです。

 

石巻あゆみ野〜陸前小野( 15.1km,2:04)

石巻あゆみ野からは郊外っぽさが増してきます。線路は国道45号線と並行して進み、単調ですが迷うことはありません。とても単調ですが。

スタートからここまでほとんど高低差がなく、ひたすら平坦な道です。

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海側を見渡すと航空自衛隊松島基地が見えます。のどかな田園地帯の中にあっても、周囲に溶け込んでいるように感じるのが不思議です。そんなことをぼーっと考えているうちに陸前小野駅に到着です。

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写真は鹿妻駅前の航空機、こちらは異彩を放っています。

 

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陸前小野〜野蒜(19.1km, 2:34)

今回一番辛かったのがこの駅間でした。原因は川。鉄道と道路の橋が離れており、鳴瀬川と吉田川を越えるために上流側へ迂回します。風も強いし、橋はロングランの敵です。さらに、野蒜駅は高台にあるので駅までの数百メートルは上り坂。かなり時間がかかってしまいました。

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野蒜〜松島海岸(31.0km, 4:23)

野蒜を過ぎると細かなアップダウンを繰り返しながら県道27号線、通称松島パークラインを松島湾に沿って進みます。

距離も30キロに近づき、お腹が減ってきます。東名駅を過ぎると商店はほとんどないので、補給は松島の街に入ってからすることに。


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コンビニの位置ばかり気にしていたら、手樽駅を通り過ぎてしまいました。慌てて戻った手樽駅がこれです。

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駅裏に来てしまいました。


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ゲートが開いているので一応アクセスできそうなんですが、やめておきました。

 

その後、高城町駅の途中のコンビニでカロリー補給。菓子パンをポカリスエットで流し込みます。

高城町付近は昔からの住宅街で道路がわかりづらいので、グーグルマップ先生の指示どおり進みます。

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高城町駅をすぎて国道45号線を松島海岸駅まで。付近は朝だというのに観光客が多く、賑わっています。インバウンド万歳。

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松島海岸駅は工事中。

もとの駅の前にプレハブの仮駅舎がありました。

 

続きます。

 

第32回笹川流れマラソンレポート(その2)

(前回、スタートまで→第32回笹川流れマラソンレポート(その1)

ウォーミングアップを済ませ、スタート地点に整列します。

スタートブロックは分かれていないので、前から並んでいきます。

寒かったのでギリギリまでアップをしてから並んだので真ん中よりも後方からのスタートでしたが、全体でも千人もいないので、スタートロスは1分もありませんでした。

 

天気が悪くても海岸はきれいだけれど、道路の勾配は気になり始めるとずっと気になる

この大会のコースは海岸沿いの道路を往復するので、名勝笹川流れを堪能することができます。

前回からちょいちょい話しているように、この日は朝から雪がちらつき、控え目に言って、冬みたいな日でした。

それでも間近でみる巨岩は迫力があるし、白波が打ち寄せるのも見ていて飽きないものでした。

 

ただ、海岸線って、自然の地形じゃないですか。道路がまっすぐ作れないんですね。

 

 

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高低図

コースは常に上っているか下っているかで、それも含めて楽しいのですが、最後まで気になって走りづらかったのが、カーブごとにある「バンク」。

道路の内側と外側で勾配をつけてあって、足をおくたびに違和感があって、結局最後まで慣れませんでした。これを楽しめる余裕のある大人になりたい。

 

それ以外はすごく快適で、約4kmごとにある給水はホスピタリティにあふれ(紙コップが散乱すると、後片付け大変だろうに「適当に捨ててってー」って言ってくれたり)、沿道からの応援も温かく、マインドフルネスな時間でした。

給水ではスポドリと水を何回か間違えて取ってしましましたが、完全に僕の不注意です。

 

【往復あるある】復路の向かい風でそれまで追い風だったことに気づく

ラソンをしていてよく聞くのが「潰れる」ということ。

フルマラソンだと、30kmの壁、なんて表現をされます。

これまで何度も潰れてきて感じるのは、僕がハーフマラソンを走る場合、10km地点でペース維持がつらいと感じたら、その後のペースをいくら落としても潰れるということ。

反対に、10km地点で著しいダメージさえなければ、残りをどんなに強気のペースで走っても最後まで脚がもちます。

(どんなに強気でも大丈夫なのは、小心者で不相応なペースで走る冒険ができない僕の性格ゆえです。

 

今回はどうだったかというと、低温と雨(氷雨)のおかげで発汗が少なく、元気いっぱいです。

ゴールまで何人抜けるかなぁなんて皮算用しながら折り返すと、風!

さっき格好つけて潰れない!!と宣言しましたが、それまでのペースが追い風ドーピングによるものだとわかった今、僕は極めて謙虚に振る舞います。

失礼します、と先行集団に心の中であいさつして後ろにつかせてもらいます。

 

このペースはいささかゆっくりすぎるからペースアップしたいけど、向かい風を浴びながら走るのは寒いから避けたいなあ。

トンネル内は風も弱い(かもしれない)し、カーブが多くて進行方向も変わるからそんなに気にならない(かもしれない)!

 

 

それから約10kmにわたり、風速はまちまちでしたがおおむね向かい風、終盤には路面にうっすらと雪が積もるという印象的なコースでした。

(人家が並んでいるところは風も遮られるし、応援してくれるしで、とても温かい気持ちになりました。ありがとうございました)

 

最後の激坂は、それまでの肯定的な感情をなくすのに十分でしたが、天気以外は穏やかな楽しい大会でした。

 

ゴール後は、完走証をもらって、あおさ汁をいただき、帰路につきます。

この間、靴がドロドロになるので、替えの靴をお忘れなく。

第32回笹川流れマラソンレポート(その1)

ただの移動

誰かが言っていました。

ラソンはただの移動。

2018年1本目の「ただの移動」、笹川流れラソン

鮭とスノーボーダーで有名な新潟県村上市の海岸線を走るイベントです。

ハーフマラソン、10km、3kmの3部門あり、僕はハーフマラソンの部に参加してきました。

 

スタートは9:30、自宅を早朝に出れば間に合う時刻ですので、車で当日入りです。

この大会、というよりも地方で行われる大会の場合、会場に駐車場があることが多く、車で行けば電車の時刻に縛られず、荷物も多めに持っていけるので、ほとんどの場合、車で向かいます。

(自宅周辺の交通の便が良くない、というのもあります)

ですが、この大会、事前案内に駐車場が少ないので電車で…と書いてあります。

 

 

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電車では物理的に間に合わないので車一択なのですが、駐車場争奪戦になるのか。。

直前について止める場所がないと困るから早めに行くか。

 

早めな、早め。

 

路上駐車場

7時には到着しました。小心者丸出しです。

それでも見えるだけですでに車が数十台。

事前案内から、駐車場が点在していると思っていたんですが、一部どころか大半は路肩が臨時駐車場になっていました。きちんと白線が引いてあって、民家前など、止められない場所には駐車しないように×印がついています。

駐車場所には係の方が誘導してくれますので、混乱なく駐車できました。でも、駐車した場所、明らかに私有地前で、民家への入り口をふさぐかたちです。やや不安でしたが、駐車スペースになってるし、誘導されたし。。

このような場所が多かったので、マラソン大会のために自宅前のスペースを提供してくれていたようです。地域の協力あってのマラソン大会ですね。

ありがたいです。笹川流れの塩、買って帰ります。

 

メイン会場は濡れ対策が必要

参加賞受け取りは8時からの予定でしたが、7時50分頃には受付開始し、参加賞のマフラータオルと村上の水、笹川流れの塩などを受け取ります。

 

タオルは3色から選べるのですが、緑が一番人気のようでした。僕は迷わずクリーム色です。

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ところで、メイン会場は旧小学校の校庭でした。前日までの雨のせいで、校庭はドロドロ。ゴムシートで通路が作ってあったのでさほど汚れずに移動できましたが、走る前に靴を汚すのは絶対に避けたいところです。

 

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あとは9:30のスタートを待つばかり。スタート地点の近くに駐車できたので、着替えなどの準備をし、おもむろにアップをします。

 

入念にします。気温、3度ですから。4月なのに雪もちらついています。

 

 

続きます。

僕がブログを書くことでしたいこと

自己紹介

はじめまして、サニと申します。

新幹線がギリギリ通る地方都市に妻と暮らす、30代サラリーマンです。

就職を機に生まれ育った故郷をはなれ、それまで来たことがなかった土地で暮らしています。

仕事にも慣れ、と言えば順調そうですが、上手くいかないことや退屈なことを受け入れてしまいつつあるように思われ、現状を打破するにはどうしたらいいのか、そんなことを考えながら過ごしています。

昔から器用貧乏でこれといった特技はないのですが、働くようになってから野外で過ごすことが好きになり、休日は釣りやジョギングをして過ごしています。年に数回はマラソン大会に出場し、脚がつって心臓が痛くなるまで走ります。

ジョギングは努力や怠慢が結果にはっきりと表れるのが楽しくて、長く続けたいと思っています。ただ、努力を途切れずに続けられず、速くはなりません。遅いか、すごく遅いかの二択です。

 

ブログなんて始めて、何をしたいのか

ジョギングとは違って、仕事は自分でコントロールできる状況にはなく、成果は外部要因に左右されまくっていて、毎日へとへとです。

仕事には手を抜いていないつもりだし、手の抜き方がわからないから頼まれごとを安請け合いしていつしか周りより忙しくなっていることもあり、いつかは潰れるだろうなと思ったりもします。

朝起きて、仕事に行って、夜に帰ってきて夕食を食べ、風呂に入って寝る。人生の大部分を仕事に費やし、同時に、収入をはじめとして、生活に必要な多くのことを会社に依存していることに、漠然とした不安があります。

仕事以外にできること、やるべきこと、やりたいことを記録していきたいと思います。

幸い、やりたいことはたくさんあって、妻と過ごす時間を増やしたいし、旅行にも行きたいし、旅行ついでに海外のマラソン大会を走ってみたいし、まだしたことないけど親孝行もいつまでできるかわからないし、実家の周りはそこそこ過疎が進んでいるので、何ができるのがイメージもわかないけれど「社会貢献」的なこともやってみたい。

ないのは時間とお金だけ。

会社に時間的にも金銭的にも支配されず、生きていく方法を模索していきつつ、その成果としてやりたいことを実現していければいいなと思います。

 

しがないサラリーマンが必死で紡ぐ、平凡な記事のどこかに、誰かの役に立つものが含まれていたなら、こんなに嬉しいことはありません。